『ブッダのことば スッパニパータ』
とりあえず読み終わりました。
「とりあえず」こういうものは繰り返し読んでこそ意味があって、religion(宗教)には「繰り返し読む」という意味があるのだそうです。
最も古い仏教書ということですが、その内容はかなり「実用的」で、例えば論争の仕方なども書いてあるのですが、そのコツは「論争をしてはならない」ということで、「自説の正しさ」にこだわると必然的に「おまえの説は間違いだ」と他人を非難することになり、お互いケンカになってしまう。
これを避けるには「自説の正しさにこだわらない」ということで、これは至極当たり前のことのようだけど、あまりにも当たり前すぎて他の本には書かれておらず、そのようなことが他にもこの本にはいろいろ書かれていて、その意味では非常に「実用的」であって、繰り返し読む必要があるのではないかと思うわけです。
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コメント
余計なお世話かもしれませんが、タイトルの「スッパニパータ」は「スッタニパータ」と訂正なさった方が……。
投稿: 幸楽 | 2020年5月 7日 (木) 11時32分
ご指摘ありがとうございます。
確認したら10年前の記事ですね…ココログももう何年もログインしておらず、すぐ訂正できませんのでご容赦を…
当時は入門書を読むのをやめ始めた時期で、スッタニパータも本棚に何年もしまってあったのを、引っ張り出して読んだのでした。
2010年は3.11の前ですから、今の自分とは認識がずいぶん違うはずです。
投稿: 糸崎公朗 | 2020年5月 7日 (木) 11時41分