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2010年4月17日 (土)

オルテガ『大衆の反逆』

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彦坂尚嘉さんのブログに大衆がどうたら書いてあったので、大衆について書かれたオルテガの『大衆の反逆』を読んでみた。
とは言え、まだ途中の半分過ぎくらいまでなのだが、この本もまたしてもデカルトの『方法序説』と同じ事が、そして最古の仏典『スッタニパータ』と同じようなことが書いてある。
つまりどの本にも「愚者の典型」が示してあり、それは「自分が上等な人間だと思っている人」を指していて、まさに自分事であり身につまされる。

オルテガは「大衆」の対概念として「貴族」を置いているが、それは社会階級を指しているのではない。
いわゆる「世襲貴族」は身分を引き継いだだけであり、精神的には「大衆」であるとオルテガは指摘する。
また、現代の「大衆」は自由主義的デモクラシーと科学技術の発達によって、かつての王侯貴族以上に贅沢な暮らしをしており、その意味でも「世襲貴族」と同じなのだ。
ではオルテガの言う本来的な意味での「貴族」とは何かといえば、それは「自分の地位を自ら勝ち取った人」を指すのである。
つまり、自分が「上等ではない人間」だと自覚し、絶えず努力して成長しようとする人を「貴族」だとし、そのような貴族によって文化は発展するのだとしているのだ。

これは『スッタニパータ』でブッダが言っている「バラモン」とよく似ていて、「生まれではなく、行いによってバラモンになるのだ」というように説かれている。
ともかく、利口な人間は自分を利口だと思ってはおらず、自分が利口だと思っている奴はバカだ、ということがどんな本にも書いてあるという、当たり前のことに最近やっと気づいたのだったw

まぁ、ぼくの個人的事情はさておき、アートというのは文化の発展に関わることだから、アートに携わる人にとってオルテガの「大衆」とか「貴族」という概念は、「考える道具」として非常に役に立つのではないかと思う。
ぼくにとってはちょっと読みにくくて時間が掛かるが、ものすごく良いことがいろいろ書いてあり考えも進むので、引き続き最後まで行ってみようと思う。

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コメント


おてぃんぽ入れてお金もらえるとか、日本始まったなwww
昨日もホテルで1日中ハメて、7万GETしたぞ!!
もうね、言うことなし!!本日も突撃してきまつ!!(`・ω・´)ゞ
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投稿: すごい時代になりましたな! | 2010年4月17日 (土) 14時40分

2ヶ月で貯金100万超えた!
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乳揉んだり、ま×こジュポジュポしただけなのに(笑)

投稿: まさみつ | 2010年4月18日 (日) 12時16分

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