前提とか自明とか
科学の前提を疑いながら科学を遂行する事が「科学」なのだとすれば、芸術の前提を疑いながら芸術を遂行するのが「芸術」だと言えるだろう。
この立場によれば、すでに自明の芸術観の基に「自分にとっての芸術とは何か」を考えても、それは芸術ではない。
「自明の芸術」と言う幻想は既に滅び、芸術の定義は人それぞれである、ということ自体が「自明の芸術」と化している。
芸術の自明生が問われない空間があり、その中で芸術の定義が変容してゆく。
「写真」の自明生が問われない空間があり、その中で「写真」の定義が変容してゆく。
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