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2011年5月 2日 (月)

ウジシマくんの世界

自分がいかにダメ人間なのかを反省してたら、311の以来の原発事故によってエリートのはずの東電社員や総理大臣はじめ政治家たちが、こぞって自分と同程度のダメ人間である事が判明し、心底仰天してしまった。
ぼくは自分のダメさがわかるだけに、これはかなりの「恐怖」であり、絶望せざるを得ない。
この場合のダメ人間とは、漫画『闇金ウシジマくん』に出てくるようなダメ人間のことである。

311の少し前、この漫画をレンタルで読み、ぼくはかなりショックを受けた。
いや、自分は(今のところ)借金はないが、借金を重ね自滅するダメ人間と<構造>が同じなのだ。
これはかなり焦るし「反省」を迫られる。

『闇金ウシジマくん』に描かれるダメ人間たちは、目の前の<現実>から目を逸らし、<イメージ>のしての楽観論に逃げ込みながら、問題を先送りにする。
当然イメージによる逃避は長続きせず、やがて現実の問題が否応なしに目の前に立ちはだかり、最悪の結果をもたらす。
毎回そんな話ばっかりの漫画であるw

主人公で闇金を営む牛島は、冷徹に<現実>を見据えながら、イメージの世界に逃げ込むダメ人間を食い物にする。
牛島の生き方が幸福かは不明だが、ぼくは間違いなくダメ人間側で、ベクトルは自滅へと向いている…これは反省して軌道修正しないとイケナイ。

しかし311以降、政府や保安員や東電の対応を見ると、これは典型的なウシジマくん的ダメ人間で、まさに現実から目を逸らし、楽観的イメージの世界に逃げ、問題を先送りしようとしている。
このたびの原発事故は、ダメ人間が借金でパンクするのと同じ<構造>で起きている。

ウシジマくんで描かれるのは、社会の下層の人々だが、実際には上層エリートに至るまで、あまねくウシジマくん的ダメ人間の世界に覆われている。
それが日本の現状であり、こんなに恐ろしい事はない。これに比べたら、原発事故の恐怖は枝葉末節に思えてしまう。
だって、いくら原発事故が恐ろしくとも、政府がしっかり対応して、素早く住民避難などに対応してくれてたら、それだけ安心できるし勇気も貰えただろう。
しかし実際はまるでダメ人間の対応で、その事自体が新たな恐怖であり、根本的な人間不信に陥ってしまう。
自分はどちらかといえば劣等生で、だから美大が逃げ場になったのだが、それだけに優等生のエリートは「ちゃんとしてる」のだと思い込んでいた。
しかし実際は自分と同じダメ人間で、その意味ではなぁんだという感じで安心できるw
だがそんな安心はイメージ的な現実逃避に過ぎない。

しかし<現実>を見据えた上での絶望は、反転し希望を生み出す事もできる。
例えば誰もがダメ人間であるならば、少なくとも自分だけは「反省」し、ちゃんとした立派な人間を目指せば良い。
これは大変に困難ではあるが、それだけに「大いなる希望」と言えるだろう…

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コメント

ウジシマくん→ウシジマくんやでw

投稿: タイトル | 2012年9月 2日 (日) 09時53分

ご指摘ありがとう、自分でも初めて気が付きましたW

投稿: 糸崎公朗 | 2012年9月 2日 (日) 10時25分

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