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2011年6月 6日 (月)

時代を超える「墓アート」

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Tue, May 17

14:46 『体系世界の美術3 エジプト美術』見てるけど、レリーフが美しい…精緻な写実と様式美の融合で、人間的「理性」を表してる?横向きと前向きの人体を融合させたキュビズム的表現も面白い。レリーフは平面と立体の中庸で、描かずに影を作り出し、耐久性も高い。

14:50 古代エジプトのレリーフは墓の内部に掘られてる…と言うことは「目の前の他者」ではなく「大文字の他者」に向かって作られている。「大文字の他者」とは「神」もそうだが、遠い未来のわれわれ日本人も含まれる。

14:54 お墓の内部に飾るアート、ってデュシャンが言った「箱の中にタイプライターを入れて川底に沈め、数百年後に発見されたら…」という想像に似てるかも知れない。

15:01 自然は様式と混沌が混在していて、そこから様式だけを抽出し、さらに理想化するのが人間の理性であり、芸術の根源なのだろうか?

15:07 混沌を漫然と眺めるのではなく、そこに隠された対称、反復、入れ子、などの「様式」を見出すのが理性の働きであり、それが芸術の根源であるとともに、科学の根源なのだろうか?

15:14 古代エジプトにも美術があったと言えるなら、古代エジプトには科学もあったと言えるだろう。そして古代エジプトの科学は、古代エジプトの美術として実現されている。古代エジプト美術の様式美は、古代エジプト科学の現れ…そもそも科学なくしてピラミッドは建たないしw

15:21 国を象徴する一番立派な建築物が「墓」ってのは現代人とはセンスがだいぶズレてる…と考えると面白いかも?日本も原発の廃墟だけ残して、古代エジプトみたいに滅びるかも知れない…歴史的には何度も起きてる当り前の事…

15:34 アーティストとか言って作品作っても、どうせ自分が死んだらほとんど全部が失われ、やがて忘れ去られてしまう…だったらむしろ古代エジプトのように、墓に入れるためのアートを作ったほうがいいかも知れないw 時代を超越するための墓アート…これはイケルかも!

15:44 いや、ツタンカーメンの棺はアートの王道…しかしそうなると墓荒らし対策が深刻になる…歴史的にはピラミッドが先で、現代の美術館とは「監視員のいるピラミッド」なのかも? RT @capsulemonster: アウトサイダーアートになっちまいます。。。

16:53 美術全集見てると美術史にチューニングが合ってくるし、プラトン読むとギリシア哲学にチューニングが合ってくる。要はチューニングを合わせる事で、チャンネル数が多い方が自由度が高くなる。

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