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2011年6月 6日 (月)

絵画と擬態

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Fri, May 13

11:05 『原色日本の美術13 障壁画』見たけど、襖に金箔貼って、そこにツギラマ貼るのは面白いかもしれないw まぁ、そう言う納入先があればの話だが…

11:12 優れた障壁画は、水や動物はもちろん、植物や岩石など止まっているはずのモノが全て動いて見える。芸術の本質の一つが錯覚にあるのだとすれば「同感」の有無は芸術の良し悪しを見分ける要素になる…と書いてみると当たり前かw

11:20 構図によって、止まっているモノが動いて見える…構図は模様の一種で、止まっているのに動いていると見せかける擬態模様なのか? 絵画の元型の一つは昆虫など生物の擬態模様で、「絵画を何に擬態させるか」に人間の精神があらわれる?

11:26 網膜像は常に動くが、全ての模様は静止している。

11:32 模様の良し悪しとは一体何か?写実絵画の良し悪しは「網膜象に似る」が基準になるが、模様的な要素である構図とか色彩とかデザインとか、その良し悪しの基準は何なのか?…

11:39 水墨画にも障壁画にも、縦方向のメタモルフォーゼが多用されている…映画のアナモフィックレンズの様な?あるいは映画のパンニングの効果…いや映画のパンニング自体が感が鑑賞の視点移動のシミュレーションなのか…

11:42 人間は自然には存在しない模様を次々に生み出す…

11:49 人間は網膜に映る「模様」によって世界を認識する。

11:51 人間は網膜に映る「模様」を「世界」と勘違いし、「模様」についての詳細な分析を試みる。

11:54 人間の目に映る「模様」は、身体の動きと連動しながら変化する。

14:49 純粋芸術、芸術の純粋主義、と言う考えは果たして妥当なのか?自然環境から切り離された純粋培養の生物が生気を失ってしまうように、芸術も宗教やお金にまみれてこそ生き生きできるのかもしれない。

14:58 近代個人主義とか、世の中ではもうとっくに終わってるのに、芸術家だけがいつまでもそれを守り続けている…ぼくもそろそろ終わりにしたいかも。

15:34 生物の「模様」には擬態的な「欺く」効果の他に、花がチョウを引き寄せ、メスのチョウがオスを引き寄せる、「引き寄せ」の効果がある。しかし人間は自らを欺くものに引き寄せられ、それも芸術の要素と言えるかも知れない。

15:53 直接的な刺激をただ繰り返すことと、上昇し発展することで得られる刺激は、区別されなければならない。

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