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2011年6月 6日 (月)

水墨画とか城とか

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Thu, May 12

10:51 今日も図書館で『原色日本の美術』を順番に見てるが、次から次へ刺激が強過ぎて疲れる…「11水墨画」まで見たが、雪舟凄すぎだけど、宮本武蔵もうま過ぎなので驚いた…やはり人格は作品に出るのか…

10:56 あと、最近盆栽に興味持ってるのだが、そういう目で水墨画を見ると、いたるところに盆栽の原形が描かれている…いわば自然らしさを理想化した木の姿…これを鉢の中で実現すると盆栽になる…フラスコの中の実験の様な?狭義の盆栽は明治に誕生したので、科学的思考があるかもしれない…

11:08 ところで、昨日見た「8絵巻物」はまるでマンガみたいだが、しかしマンガそのものではない。そう思うと、現在われわれが当たり前のように見てるコマワリとフキダシ付きのマンガ形式が、ごく最近成立した事がかえって不思議に思える。歴史的に何の普遍性も無いマンガという形式を、なぜ自然に受け入れられるのか⁉

11:17 あと、同じ8巻にあった鳥獣戯画のレベルの高さは凄すぎる…動物デッサンとして破綻がなく、人物デッサンとしても破綻がなく、これぞ「中庸」の教えと言えるのかもしれない…

11:27 「13禅寺と石庭」、禅も全然知らないので勉強したい…石庭とはインスタレーションで竜安寺石庭は抽象美術…なんでも過去にあるのだが、現代のアートは思想的バックグラウンドから切り離された自由がある。とされてるけど、獣のようにただ解き放たれただけで「人間の自由」と言えるのか?みたいなw

11:56 「12城と書院」見たが、日本の城と言えば姫路城…という常識も知らなかったw松本城だけは去年見て、中にも入ったけど、無骨で軍事施設と言った感じでカッコよかった…

12:09 三渓園の聴秋閣も去年見たが、京都の二条城内に建てられたのが、その後、江戸、東京、神奈川と移築されたそうだが、建築ってこんなに遠くまで何度も移築されるのか…と改めて思ったり。

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