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2012年6月13日 (水)

一般人と犯罪者

それぞれの環世界』の記事に坂出太郎さんからコメントがありましたので、その返信を新たな記事として投稿します。

先日の大阪の刺殺事件のように「誰でも良かった」的な事件が増えてますが、これは想像界ではなく現実界の精神のみの持ち主の事件でしょうか。
ノイズがなくすっきりしてるからこそ、躊躇しないんでしょうか。

投稿: 坂出太郎 | 2012年6月12日 (火) 11時40分

まず誤解の無いようにお願いしたいのですが、ぼくが言うところの「現実界だけの精神に生きる人」は、ぼくから見ると「ちょっと変わった人」なのですが、普通の意味ではみな善良な一般人で、人気者だったり、仕事が出来る人もいて、犯罪を犯すような「タイプ」とは全く異なります。
そもそも、他の皆さんから見るとぼくの方が「ちょっと変わった人」なわけで、その辺のことはお互い様なのです。

ぼくは別の記事で、複雑で多様な人間の精神に「正常」はあり得ず、誰もが精神病者なのだ、と書きました。
それは有り体に言えば、「お互い様」と言うことで、普通に暮らしてるぼくらはお互いちょっとずつヘンなのです。
そのような状況で「自分こそが正常だ」と主張する事自体がヘンなのです。
にもかかわらず、お互いの人間関係はだいたい上手くいっているのが、普通の人の社会です。

これに対し、通り魔殺人を犯すような犯罪者は、精神の病み方が一般人のそれとはレベルが違って、一概に比較することは出来ません。
ぼくはあくまで、一般人のレベルで「お互いちょっとヘン」という程度の精神の違いを見ているのであって、犯罪を犯すような特殊な精神異常は、やはり専門家に任せるしかないのです。
ぼくが恐れるのは「○○のタイプは犯罪者に多い」と安易に誤解されることで、それは善良な一般市民に対する誤解であって、極めて危険な考え方です。

そもそも、ぼくの言う「現実界だけの精神に生きる人」はあくまで仮説であって、本当にそう言う人がいるのかは不明だし、客観的に証明することも出来ません。
これはあくまで、ぼくが「こう思う、こう感じる」という、主観的なカテゴリー分けに過ぎないのです。
「現実界だけの精神に生きる人」という概念自体は、彦坂尚嘉さんの影響を受けてますが、これに関して彦坂さんとぼくとではある部分で共通した感性があるようで、それで共通の言葉で考えることにしたのです。

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思想・哲学・宗教」カテゴリの記事

コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 電話応対 | 2012年6月13日 (水) 17時13分

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