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2012年7月14日 (土)

欲望の強さと認識力

人間関係は基本的に「独り相撲」なのだが、それにも程度があって、他人への承認欲求が強い人ほど認識力が低下し、独り相撲の程度が酷くなる。
他人への承認欲求の強い人は、欲の強さのため認識力を欠いており、そのために相手の承認欲求をシャットアウトする、という非対称性に気付かない。

他人への承認欲求が強い親に育てられて子供は、自分自身の親への承認欲求を遮断され、承認欲求の相互関係を理解しないまま大人になることがある。そして、そのような親の行動プログラムを自動的にコピーし、自分が嫌いな親そっくりの性格に、自分もなってしまう。

欲が強いと認識力が欠ける、と言うのは『老子』冒頭の教え。
過度な「独り相撲」の呪縛から解放されるには、自分の中の「欲」そのものを認識する必要がある。
だが「自分」に紛れて隠れている「敵としての自分」は発見困難で、だから自分の親を観察し、そのオリジナルを探すことが有効なのだ。

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