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2013年5月 9日 (木)

万能感とファンタジー

幼い頃、愛情豊かに育ってない人の多くは、大人になって安定した対人関係を持つのは難しい。
こう言う人は、そもそも自分が相性不足で育ったこと自体を意識していない。
他人と交流しないから、他人と比較することで自分の状況を客観視することが出来ないのだ。

自分で自分を騙せば、その自信に満ちた振る舞いによって他人は騙される。
しかし騙しは所詮本物ではなく、やがて自分に裏切られ、さらに自分が騙し続けていた他人から報復される。

実力は「現実」だが、万能感はファンタジーでしかない。
その人の実力とは、その人の持つ人間関係であり、人間関係こそが現実だと言える。

それに対しファンタジーは頭の中だけに存在し、現実の人間関係はことごとくないがしろにされ、何も構築されず、独り相撲の自己満足に終わる。

ファンタジーである万能感は、現実の人間関係を損ない、人間関係が損なわれると万能感はますます肥大する。

調子に乗って油断してる時が一番危ないのだが、そんな時だからこそ「調子に乗って油断してる」という意識は全くなく、失敗は必然となる。

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