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2013年7月 9日 (火)

強い人の弱さ

物事には何でも二面性がある、という観点から「強い人の弱さ」や「頭の良い人の頭の悪さ」を疑ってみることはできるだろう。
実際、自分の知人にも、やたら体格が良いのに人一倍気の小さい男や、東大出てるのにある種の頭の悪さを露呈した人がいるのだった。

気の小さい人が、だからこそ人一倍体を鍛えたり、ある種の頭の悪さを抱えた人が、だからこそ自分に可能な受験勉強を人一倍頑張るとか、そういうことはあるかもしれない。
いや、基本的に人は誰もが大同小異で、その意味で誰もが弱く、その事をそれぞれの仕方でカバーしていると見ることが出来るかもしれない。確かに、人間の強さあるいは弱さにはには個人差はある。

しかし生物学的な「ヒト種」という観点でみれば誰もが大同小異であり、だからこそ人は誰でも弱いと言える。
そのような観点から、人間は実のところ誰もが弱い、と言えるかもしれない。

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