« 醤油とコピー機 | トップページ | 夢と辻褄 »

2013年9月20日 (金)

先生一人、生徒一人

夢見る人に夢はなく、現実を見据える人に夢がある。

人格改造講座。先生一人、生徒一人。他人の人格を変えることはできす、自分で自分の人格を変える事だけができる。

現代の技術が日進月歩なのに対し、現代人の多くが自らの人格を進歩させる事なく「変わらない自分」のままでいようとする。

多くの人は技術の進歩を望み、自らの人格の進歩を望まない。

技術的に革新的であり得ても、人格的に革新的な人は実に少ない。

iPhone5がiPhone5sにバージョンアップしたように、自らの人格をバージョンアップさせようとする人は実に少ない。多くの人の人格は初代iPhoneのままであり、スマートフォン以前の携帯電話のままであり、昔ながらの黒電話のままであり、そのように「完成し切った自分」を維持する。

技術の飛躍的な進歩により、例えば電話もカメラもその概念が解体され、別物に進化している。一方で、自分を飛躍的に進歩させ、古い自分の概念を解体し、別者の自分に進化しようとする人はいない。

|

« 醤油とコピー機 | トップページ | 夢と辻褄 »

思想・哲学・宗教」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。