満腹と空腹
満腹は精神の毒。
ウサギが草を食べる生き物で、オオカミが肉を食べる動物だとすれば、満腹状態のウサギはウサギではなく、満腹状態のオオカミはオオカミではなく、満腹状態の人間は人間ではない。
人間性を維持するためには空腹であらねばならない。
満腹したウサギと満腹したオオカミと満腹したヒトは同じであり、空腹においてそれぞれ異なる動物となる。
どんな動物も死ねば皆同じであり、どんな動物も満腹になれば皆同じである。
例えば、満腹したライオンはシカの隣で寝る。
空腹に囚われる人は、空腹以外の苦痛を認識せず、空腹以上の苦痛が存在することを見逃し、これらを放置したままの人生を送る。
空腹を除いて満足するのではなく、空腹のままこれをよく認識し、空腹を基準とし、空腹以外の様々な苦痛のあることを認識すること。
| 固定リンク
「思想・哲学・宗教」カテゴリの記事
- 2010年3月tweet(2010.03.31)
- 存在と証拠(2014.04.21)
- 自己保身と自己犠牲(2014.04.21)
- 鏡のアフォーダンス(2014.04.20)
- 犯人と証拠(2014.04.19)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント