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2014年1月25日 (土)

満腹と空腹

満腹は精神の毒。

ウサギが草を食べる生き物で、オオカミが肉を食べる動物だとすれば、満腹状態のウサギはウサギではなく、満腹状態のオオカミはオオカミではなく、満腹状態の人間は人間ではない。
人間性を維持するためには空腹であらねばならない。

満腹したウサギと満腹したオオカミと満腹したヒトは同じであり、空腹においてそれぞれ異なる動物となる。

どんな動物も死ねば皆同じであり、どんな動物も満腹になれば皆同じである。
例えば、満腹したライオンはシカの隣で寝る。

空腹に囚われる人は、空腹以外の苦痛を認識せず、空腹以上の苦痛が存在することを見逃し、これらを放置したままの人生を送る。

空腹を除いて満足するのではなく、空腹のままこれをよく認識し、空腹を基準とし、空腹以外の様々な苦痛のあることを認識すること。

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