芸術の原因
理論的な学の目的は学であり、実践的な学の目的は行為である。
とアリストテレスは書いてるが、むかし自分が影響を受けた高田明典は、前者を否定する主張をしていたが、しかしアートの製作にはどちらも必要なのだった。
事物の原因を知ることが、それの真を知ることだとアリストテレスは説いているが、芸術を知ることは芸術の原因を知ることに同じ。
全ての熱いものよりも、その原因である火の方が熱いように、全ての芸術よりも芸術の原因の方がより芸術なのである。
全ての事物について、原因から派生が生じることが観察できる。
芸術の原因が存在し、そこから派生的にあらゆる芸術が生じる。
原因から派生した作品と、原因を失った作品とがある。
大地にそそり立つ大木のように原因に根ざした結果と、糸の切れた凧のように原因から遊離した結果とが存在する。
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